レクリエーション・インストラクター スキルアップ制度
準上級RI 昇級審査申請
- 準上級RIとは・認定要件
- 準上級RI 昇級審査手続き
準上級RIとは・認定要件
準上級 RIって、どんな資格?
中級レクリエーション・インストラクター認定後、2年以上の経験を経て、多くの実践経験を積み、
高い「実践力」と「講師力」を持っていると認められた人に付与される資格です。
「実践力」と「講師力」を発揮しながら、レクリエーション支援の方法を広めていくことが期待されます。
準上級RIの申請要件は?
準上級RIに申請するためには、以下の条件を満たしていることが必要です。
- 中級レクリエーション・インストラクター認定後、2年以上の経験がある
- 中級レクリエーション・インストラクター認定後、日本レクリエーション協会または都道府県レクリエーション協会が実施する支援者研修もしくは、レクぽ配信の支援者研修を2回以上参加している
- 日本レクリエーション協会または都道府県レクリエーション協会が実施する講師向け研修を1回以上参加している
- 中級レクリエーション・インストラクター認定後、レクリエーション支援の方法を伝える講師もしくは講師補助の経験が2回以上ある(都道府県レク協会、職場、地域等で)
※1:支援者研修とは、都道府県または市区町村レク協会が支援者向けに実施するアイスブレーキングセミナーや福祉レクリエーションセミナーなどをさします。実施の有無や研修内容については都道府県レクリエーション協会までお問い合わせください。身近で支援者研修が開催されておらず参加できない場合は、「レクぽ」の「動画を探す」の中の「支援者研修」内で公開されている動画を視聴していただければ支援者研修に参加したものとみなします。
レクぽの支援者研修動画
※2:講師向け研修とは、講師を育成することを目的に日本レクリエーション協会または都道府県レクリエーション協会が開催する研修会です。講師としての心構えや研修プログラム(講義案)の立て方を模擬演習などをとおして学びます。
日本レクリエーション協会が実施する講師向け研修
- 主催
公益財団法人日本レクリエーション協会 - 日程および会場
東京会場:5月14日(日)、宮城会場:7月9日(日)で実施 - 参加費
3,000円 - 講習の内容
- スキルアップ制度の目指す姿、現行カリキュラムにおける支援の方法について確認
- 審査課題である支援プログラム案及び研修プログラム案の作成方法
- 支援技術の活用やホスピタリティを意識したレク活動実践について確認・習得
※事前に取り組んでいただく課題(動画視聴あり)もあります
日本レクリエーション協会が実施する講師向け研修
4月21日は中止します
準上級レク・インストラクターを目指す人のためのオンライン講師トレーニング 5月25日(土)開催予定
詳細は近日中に掲載します
- 主催
公益財団法人日本レクリエーション協会 - 日程
令和6年5月25日(土)10時00分~15時00分(予定)
【午前の部】10時00分~12時00分(120分)
【午後の部】13時00分~15時00分(120分) - 開催
オンライン - 受講料
1日参加 3,300円
午前の部のみ参加 2,200円
午後の部のみ参加 2,200円 - ■■キャンセルについて■■
5月10日までのキャンセルは、以下の金額を返金いたします。
※5月11日以降は返金いたしません。
1日参加の場合 2,300円
半日参加の場合 1,200円 - 講習内容
- スキルアップ制度の確認
- 【講義】支援プログラム案の作成方法
- 【演習】支援プログラム案の作成
- 【演習】支援プログラム案の発表・フィードバック
- 【講義】研修プログラム案の作成方法
- 【演習】研修プログラム案の作成
- 【演習】研修プログラム案の発表・フィードバック
- 【午前の部】10時00分~12時(120分)
スキルアップ制度の概要・準上級レク・インストラクターへ昇級するために必要な「実践力」「講師力」の具体内容(支援技術の活用、支援プログラムの作成、現行カリキュラムの理解、研修プログラムの作成が必要であることの伝達) - 【午後の部】13時~15時00分(120分)
支援プログラム案作成の方法
研修プログラム案作成の方法
※解説と事前課題を活用したワーク
***事前課題があります***
支援プログラム案及び研修プログラム案を作成するためのワークを「事前課題」としてお申込みいただいた方にお送りします(当日までに各自取り組む)
※お申込み完了後、メールでお送りします
お申込み方法など詳細はご案内ページをご覧ください。
お申込み方法など詳しくは下の募集案内ページをご覧ください。
「令和6年度準上級レク・インストラクターを目指す人のための「実践力」「講師力」トレーニング【オンライン】のご案内」ページ
準上級RIにはどのようなスキルが求められる?
レクリエーション・インストラクター養成の現行カリキュラムの内容を理解し、その支援の方法を実践できる「実践力」、そしてそれを人に教授できる「講師力」を持っていることが求められます。
審査会では、レクリエーションの主旨(目的)である「心の元気づくり」を基盤として、アイスブレーキングやアイスブレーキング・モデル、ホスピタリティを理解し、支援技術を活用してレクリエーション活動を実施することで、人々の交流を促進していくことができる力を持っているかどうか、そしてその上で、理論を解説できる力があるかどうか評価されます。
認定に必要なことは…?
認定を受けるには、認定講習及び審査会を受け、合格する必要があります。
- 審査会を受け、合格することで準上級RIに認定されます。
- また、審査会同日に行われる認定講習の受講も必須です。
- 審査会と同日に行われる認定講習の受講も必要です。
※審査会の予定は以下のとおりです。
※認定要件や評価の視点については、Q認定に必要なことは?を参照してください。
認定講習および審査会
令和6年度審査会
- 主催
公益財団法人日本レクリエーション協会 - 日時
10月20日(日)、11月10日(日)で実施
※いずれか1回を受験 - 会場
国立オリンピック記念青少年総合センター(両日) - 審査料
8,800円(税込) - 審査員の選定
日本レクリエーション協会が定める審査員
- 中級レクリエーション・インストラクターから準上級レクリエーション・インストラクターへ昇級するためには、
申請要件を満たした上で、認定講習及び審査会を受け、審査に合格する必要があります。
認定講習とは
レクリエーション運動の現状について確認する講習とオリエンテーション(30分~60分)を行います。
審査会とは
準上級レク・インストラクター認定要件に沿って、「実践力」「講師力」を【事前審査】と【当日審査】で審査します。
評価項目 | 【事前審査】 | 【当日審査】 |
---|---|---|
実践力 | レクリエーション支援プログラム案作成 | 作成したプログラム案から2つのレクリエーション活動を実演 |
講義力 | 研修プログラム案(講義案)作成 | 作成した研修プログラム案(講義案)の一部実演・面談 |
【事前審査】事前課題提出による審査
指定期日までに(審査会前)以下の2点を日本レクリエーション協会へ提出し、事前審査の申請を行ってください。
※別紙の研修プログラム案をダウンロードしてお使いください。
- レクリエーション支援プログラム案の作成 *「実践力」の審査
└ 60分プログラムを作成(指定するレクリエーション活動の中から主に選択)
※別紙:レクリエーション支援プログラム案 - レクリエーション支援プログラム案の作成 「実践力」の審査
└ 60分プログラムを作成(指定するレクリエーション活動の中から主に選択) - 研修プログラム案(講義案)の作成 *「講師力」の審査
└ 研修タイトル・目的を踏まえ、対象にあった研修プログラム及び板書計画を作成
※別紙:研修プログラム案(講義案) - 研修プログラム案(講義案)の作成 「講師力」の審査
└ 研修タイトル・目的を踏まえ、対象にあった研修プログラム及び板書計画を作成
【当日審査】審査会当日の実演及び発表・面接による審査
事前課題のレクリエーション支援プログラム案及び研修プログラム案(講義案)に基づいて実演と発表を行い、審査を行います。
- レクリエーション活動の実演 *「実践力」の審査
└ 事前課題で立案したレクリエーション支援プログラムのなかから、1人2つのレクリエーション活動を10分程度で実演 - 研修プログラム案(講義案)の作成 *「講師力」の審査
└ 立案した研修プログラムについて、何をどのように伝えようとしているのかについて、10分程度の面接形式で発表
審査では何が評価されますか?
認定要件(評価の視点)は、以下の項目を評価します。
現行カリキュラムテキスト「楽しさをとおした心の元気づくり」にもとづきます。
- 目的や対象者に合った支援ができる実践力
- 支援者としての資質を備え、基本的な支援技術が活用できる実践力
- 対象者に寄り添い、その場に合った適切な言葉をかけることができる実践
- 職場、地域、都道府県レクリエーション協会等が実施する支援者研修やレク・インストラクター養成講座等において、
レクリエーション支援の意義を的確に伝え、受講した人が各現場で効果的に活用できるよう教授できる講師力
審査項目・評価点
審査項目・評価点
- 「実践力」60点満点(事前審査20点/当日審査40点)
- 「講師力」40点満点(事前審査25点/当日審査15点)
※評価の視点に基づいて採点(合計100点満点)
合格基準
- 「実践力」60点満点中 45点以上
- 「講師力」40点満点中 25点以上
【評価の視点解説動画】
スキルアップ制度について、わかりやすく解説しています。
評価の視点
「実践力」 60点満点 45点以上合格
認定要件
- 目的や対象者に合った支援ができる実践力
- 支援者としての資質を備え、基本的な支援技術が活用できる実践力
- 対象者に寄り添い、その場に合った適切な言葉をかけることができる実践力
【事前審査】
レクリエーション支援プログラム案による審査(20点満点)
総合(10点)
- アイスブレーキング・モデルに沿ってプログラミングされているか
- レク活動の選択が目的に合致しているか
- 目的を踏まえた時間配分ができているか
- 対象を踏まえた展開になっているか
- 場面を想定した留意点と配慮が記されているか
支援技術の活用(10点)
- 同時発声・同時動作が取り入れられているか
- 一指示一動作を意識しているか
- 説明のゲーム化を活用した展開になっているか
- ハードル設定を適切に活用しているか
- CSSプロセスで何を波及しようとしているかが明確になっているか
【当日審査】
レクリエーション活動の実演による審査(40点満点)
基本的な姿勢(20点)
〇 姿勢
- 支援者としての立ち居振る舞いは適切か
- 無理なく参加者を引き付けようと心掛けているか
〇 立ち位置
- 対象者からよく見える立ち位置を気にかけているか
- 全体を見渡せる立ち位置をとっているか
〇 目線
- 会場全体を見ながら状況を把握しようとしているか
- 対象者一人ひとりに対しての目配りができているか
〇 表情
- 適度に笑顔か
- こわばった表情や負の印象を与える表情をしていないか
〇 声の大きさ
- 小さすぎず大きすぎず、会場や場面、対象に合った声の大きさか
〇 話す速度
- 速すぎず遅すぎず、場面や対象に合った話す速度を意識しているか
〇 話し方・言葉の選択
- 対象者が心地よいと感じる話し方ができているか
- 耳障りな口癖はないか
- 対象者に寄り添った口調を心掛けているか
- メリハリを意識しているか
- 威圧的な口調や馴れ馴れしすぎる口調になっていないか
- 対象者に伝わる適切な言葉の選択ができているか
〇 非言語的コミュニケーションの活用
- 適切な身振り手振り、目配せ、を活用しているか
- 気になるクセはないか
〇 意識・心持ち
- 自分が主人公にならず、対象者を主体としているか
- あたたかくもてなす意識をあらわしているか
- 状況に応じた柔軟な対応ができているか
〇 演出・ユーモア
- 目的や対象、レク活動の種類に合わせた表現等、適切な演出ができているか
- 機械的で一方的な展開にならず、適度なユーモア(楽しさ)が感じられるか
基本の支援技術(10点)
- 同時発声・同時動作を適切な合図出しで活用しているか
- 一指示一動作でわかりやすく、対象者の状況を把握しながら進めているか
- 説明のゲーム化を活かし、言葉だけの説明を避けているか
- ハードル設定の活用で、対象に合わせた成功体験を積み重ねているか
- CSSプロセスを意識しているか
対象者への寄り添い配慮(10点)
- 対象者の反応を良くとらえているか
- 動作や把握が難しそうな対象者に気を配る姿勢があるか
- 動作や把握が難しそうな対象者に適切な対応を講じているか
- 対象者に共感を示しているか
- 対象者への称賛の言葉かけやアクションが適切にできているか
「講師力」 40点満点 25点以上合格
作成された研修プログラム案(講義案)【事前審査】及び、レクリエーション活動の実演【当日審査】により、以下の認定要件を審査します。
なお研修プログラム案(講義案)は、現行のレクリエーション・インストラクター養成の講師を想定して作成いただきます。
認定要件
職場、地域、都道府県レクリエーション協会等が実施する支援者研修やレクリエーション・インストラクター養成講座等において、レクリエーション支援の意義を的確に伝え、受講した人が各現場で効果的に活用できるよう教授できる講師力
【事前審査】研修プログラム案(講義案)による審査(25点満点)
総合(15点)
- 研修テーマやニーズを理解した目標設定ができているか
- 目的や対象に合った内容構成となっているか
- 伝えたい項目は明確になっているか
- 時間配分に無理や無駄はないか
- 一方的ではなく、インタビューやディスカッションなどを取り入れて受講者が主体的に学ぶための工夫をしているか
講師としての技術の活用(10点)
- 事例や紹介するエピソードが適切に挿入されているか
- インタビューやディスカッションで出てくる回答を想定しているか
- 板書の計画ができているか
- 実技と理論が結びつくよう意図的な展開になっているか
- 受講者が理解しやすい展開を工夫しているか
【当日審査】研修プログラム案の発表による審査(15点満点)
基本的な技術(15点)
- 要点を整理して語っているか
- 説得力は感じられるか
- 声の大きさや強弱等は適切か
- 受講者とコミュニケーションを図ろうという意識が感じられるか
- テーマから離れた話や関連のない実技でごまかしていないか
※項目については、事前課題で立案をする際に、発表で盛り込むようにご説明します。
実践力の審査(評価の視点)
作成されたレクリエーション支援プログラム案【事前審査】及び、レクリエーション活動の実演【当日審査】により、以下の認定要件を審査します。
認定要件
- 目的や対象者に合った支援ができる実践力
- 支援者としての資質を備え、基本的な支援技術が活用できる実践力
- 対象者に寄り添い、その場に合った適切な言葉をかけることができる実践力
【事前審査】
レクリエーション支援プログラム案による審査(20点満点)
総合(10点)
- レク活動の選択と目的が合致しているか
- レク支援についての理解は十分か
- 目的を踏まえた時間配分ができているか
- 対象を踏まえた展開になっているか
- 場面を想定した留意点と配慮が記されているか
支援技術の活用(10点)
- 同時発声・同時動作が取り入れられているか致しているか
- 一指示一動作を意識しているか
- 説明のゲーム化を活用した展開になっているか
- ハードル設定を適切に活用しているか
- CSSプロセスでなにを波及しようとしているかが明確になっているか
【当日審査】
レクリエーション活動の実演による審査(40点満点)
基本的な姿勢(20点)
〇 姿勢
・支援者として適しているか、立ち居振る舞いは適切か
・無理なく参加者を引き付けようと心掛けているか
〇 立ち位置は対象者の立場を考慮しているか
・対象者からよく見える立ち位置を気にかけているか
・全体を見渡せる立ち位置を取っているかているか
〇 目線
・会場全体を見ながら状況を把握しようとしているか
・対象者一人ひとりに適切に目線を合わせ、目や心を配っているか
〇 表情
・適度に笑顔か
・強張った表情や府の印象を与える表情をしていないか
〇 声の大きさ
・大きすぎず小さすぎず、会場や場面、対象に合った声の大きさか
・メリハリを意識しているか
〇 話す速度
・速すぎず遅すぎず、場面や対象に合った話す速度を意識しているか
〇 話し方・言葉の選択
・対象者が心地よい話し方ができているか
・耳障りな口癖はないか
・対象者に寄り添った口調を心掛けているか
・威圧的な口調や馴れ馴れしすぎる口調になっていないかを心掛けているか
・対象者に伝わる適切な言葉の選択ができているか
〇 非言語的コミュニケーションの活用
・適切な身振り手振り、目配せ、を活用しているか
・気になるクセはないか
〇 意識・心持ち
・自分が主人公にならず、対象者を主体としているか
・あたたかくもてなす意識をあらわしているか
・状況に応じた柔軟な対応ができているか
〇 演出・ユーモア
・目的や対象、レク活動の種類に合わせた表現等、適切な演出ができているか
・機械的で一方的な展開にならず、適度なユーモア(楽しさ)が感じられる
基本の支援技術(10点)
- 同時発声・同時動作を適切な合図出しで活用しているか
- 一指示一動作でわかりやすく、対象者の状況を把握しながら進めているか
- 説明のゲーム化を活かし、言葉だけの説明を避けているか
- ハードル設定の活用で、対象に合わせた成功体験を積み重ねているか
- CSSプロセスを意識しているか、対象に合わせた成功体験を積み重ねているか
対象者への寄り添い配慮(10点)
- 対象者の反応を良くとらえているか
- 動作や把握が難しそうな対象者に気を配る姿勢があるか
- 動作や把握が難しそうな対象者に適切な対応を講じているか
- 対象者に共感を示しているか
- 対象者への称賛の言葉かけやアクションを適切にできているか
講師力の審査(評価の視点)
作成された研修プログラム案(講義案)【事前審査】及び、レクリエーション活動の実演【当日審査】により、以下の認定要件を審査します。
なお研修プログラム案(講義案)は、現行のレクリエーション・インストラクター養成の講師を想定して作成いただきます。
認定要件
職場、地域、都道府県レクリエーション協会等が実施する支援者研修やレクリエーション・インストラクター養成講座等において、レクリエーション支援の意義を的確に伝え、受講した人が各現場で効果的に活用できるよう教授できる講師力
【事前審査】
研修プログラム案(講義案)による審査
総合(15点)
・研修テーマやニーズを理解した目標設定ができているか
・目的や対象に合った内容構成となっているか
・受講者が理解しやすい展開を工夫しているか
・ 実技と理論が結びつくよう意図的な展開になっているかアクションを適切にできているか
講師としての技術の活用(10点)
・事例や紹介するエピソードが適切に挿入されているか
・ディスカッションやインタビューが適切に挿入されているか
・ 板書の計画ができているか
【当日審査】
研修プログラム案に基づく一部実演・面談による審査
基本的な技術(15点)
・要点を整理できているか
・説得力は感じられるか
・声の大きさや強弱等は適切か
・ 受講者とのコミュニケーションを図る意識が感じられるか
・ テーマから離れた話や関連のない実技でごまかしていないか
※項目については、事前課題で立案をする際に、発表で盛り込むようにご説明します。